(5) 万満寺(まんまんじ) の 仁王さま(におうさま)

 

馬橋にある臨済宗(りんざいしゅう)万満寺は13世紀半ばに真言宗(しんごんしゅう)の大日寺(だいにちじ)として建立されたといわれています。
 

 

のちに臨済宗となり、関東管領(かんとうかんれい)であった足利氏満の1字をとって万満寺と改められました。
 

昔の万満寺

この寺は火事などで昔のままではありませんが、金剛力士像(こんごうりきしぞう)-仁王さま-だけは焼けずに残り、国の重要文化財となっています。
 

 

○寄木造り(よせぎづくり)

彩色(さいしき)

○玉眼(ぎょくがん)

口を開けている方を「阿(あ)」

閉じている方を「吽(う)」と呼びます。

 

阿の相をもつ像は高さ2m57cm、吽の相をもつ像が2m45cmの高さがあります。
 

伝承(でんしょう)によれば鎌倉時代の仏師運慶(ぶっしうんけい)の作といわれています。